本格的珈琲を味わいながら

このところ、ある会社の社長さんと一緒に営業することが多い。
その社長さんは、石垣島出身の好々爺であり、エネルギッシュな方でもある。
ただ喋るのが早いので、時折何言ってるのかわからなくなる。
「次まで時間があるので、コーヒーでも飲みましょうか？」
「はい。いいですね。」
ホントのところは、二日酔いなのでコーヒーよりアイスクリームがいいのだが...
「この近くに美味しいコーヒー店があるので行きましょう。」
はい。わかりました。観念します。
そこは、大通りから少し奥まったところにあり、ちょっとした隠れ家のようになっていた。
でもオシャレ。女性を連れてきたら喜びそうなところだ。
コーヒーの粉の香りが漂っている。匂いはいいのだけれど体が受け付けないだろな。
ホットでは吐きそうなので、アイスを注文した。
あ、でも落ち着く。少し頭がシャンとした気がする。
このお店の雰囲気のせいか、リラックスすることができた。
社長さん。連れてきてくれてありがとう。
でも、あまり早口で喋らないでね。