2013年2月20日水曜日

同じ生年月日が出会う確率

「すっかり酔っぱらっちまったぜ。
あとはお願いしますね。代行のお兄さん。
ところで、お兄さんもこんな遅くまで大変だね。」
こうして世知辛い世の中について悪態をつくのが、いつものパターンだ。
運転手さんは、嫌な顔もせずにネガティブな話に相槌を打ってくださる。
そして、運転手さんの年齢を聞いて驚いた。
私と全く同じ生年月日で、血液型もO型なのだ。
そして、子どもが二人いるのも一緒である。
なんたる偶然。これは運命的な出会いなのか。
一体どのくらいの確率なのか計算してみた。
まず、同じ誕生日の確率は、1/365。
同じ年の確率は、365×80年(日本人の平均寿命) = 1/29,200。
同性である確率は、29,200×2(男女) = 1/58,400。
血液型がO型の確率は、58,400×3.4(約29%) = 1/198,560。
子どもが二人いる確率は、198,560×2.7(約37%) = 1/536,112。
そして、二人とも心優しき人間である確率は、536,112×3.3(約30%) = 1/1,769,169。
凄い。沖縄県の人口をはるかに超える数だ。
ここで会ったのは、まったくの奇跡である。
お兄さん。これからもヨロシクね。
と言いながらも、代行の料金をさんざ値切ったのであった。


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