
親父の葬儀会場では、通夜のあと「精進料理」が振舞われた。
この会場では、日本古来の故人の死を悼み喪に服すという習慣を尊重しており、殺生を控えた「精進料理」で、参列者をもてなしたいとしている。
しかし、私たち親族からすれば、わざわざ秋田や長野から来られた親戚の方々に、豪華な美味しいものを提供したいと思ってしまう。
なので「精進料理」を食べたあと、近くのダイエーで、寿司や焼き鳥を購入し、会場に持ち込んで2次会を開くことにした。
親父ごめん。でも、親父も親戚の方々に美味しいものをふるまいたいと思うはず。
そして、皆で集まり、昔話に花を咲かせた。楽しいひとときであった、親父も参加したかったに違いない。
さんざん語り合ったあと、そのまま葬儀会場に宿泊。
次の日の葬儀会場での朝食はというと「お粥」であった。卵焼きとか焼き魚とか食べたいのに。
しょうがないので、前日残った焼き鳥をペロリ。
ちっとも故人に対して「礼」を尽くしてはいないようだ。
親父ごめん。
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