2009年1月7日水曜日

「子ども」と「子供」の論争

沖縄タイムスに「子ども」と「子供」の表記について掲載されていました。
文部科学省では、公文書などに「子ども」と漢字とひらがなの交ぜ書きをし、東京都教育庁では「子供」と漢字表記を促している。
文科省の職員によると「供という漢字は大人に従うことをイメージさせるため、ふさわしくないという考えからではないか」と推測しています。
都教育庁は、昨年に公文書を作成する際は常用漢字を使い、交ぜ書きはできるだけ避けるという通知を出した。
全くどうでも良いように思えたのだが、ネットでググルと、この題材での論争が活発なのに驚いた。
「子ども」派の言い分。
「供」という字が大人の添え物のような語感があるから。
子どもも一人の人格を持った人間として考えようと言う精神が「子供」でなく「子ども」とした。
「子供」派の言い分。
「供」は元々は複数形をあらわし「子供」とは「多くの子」の意味。
仮に「お供」を連想させたとしても、子供は親に付き従うものではないだろうか。
そういう私は、今まで全然意識していなかったため「子ども」と書くときもあれば「子供」と書いていたりした。
教育関係の文章を見てみると、文科省の影響からか「子ども」に統一されているような気がします。
私はどちらかと言えば「子供」派の立場かな。
公文書に関して言えば、せっかく常用漢字があるのだから、漢字で表現した方が文章として成立する気がする。
また、今までずーっと「子供」表記されていたのが、明確な根拠のない一時のイメージで変えて良いとは思えないのだが。
あぁ、誰かに非難されそう。

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