2009年1月22日木曜日

iPhoneで青空文庫を読む

昔から電子ブックに興味はありましたが、ちょっと利用してすぐに飽きていたものでした。
携帯電話で挑戦してみても、画面に表示される文字が読みづらくって「やっぱ、紙の文庫本が一番」と勝手に決めていたのです。
そして、BOOKOFFで100円の文庫本を買って満足してしまう。
ただ、数年前に「青空文庫」という、著作権が消滅した本を集めてる電子図書館サイトを知り、少しばかり気にはしていました。
「いつかは紙媒体以外で本を読むことになるんだろうな」と漠然と思ってたものです。
そして本日iPhoneで青空文庫を読むソフトのレビュー記事を発見。
「ひょっとしたらiPhoneなら画面も広いし読みやすいかも」と、再度挑戦することにしました。
おぉ、意外にも青空文庫を読むiPhoneソフトってたくさんあるではないか。
一番人気の「豊平文庫」にしようかな。カスタマレビューも4つ星だし。230円の出費はいたしかたない。
うん、これは良い。何が良いかってとってもわかりやすい操作性なのです。
縦書きというのがオジサンは嬉しいぞ。文庫本を読んでる感覚で本が読めるではないか。
なんと「豊平文庫」の蔵書数は7500点とのこと。一生飽きることなく読めてしまう。
さて何を読もうか。そういえば最近「蟹工船」が巷で話題だ。
この本に出てくる乗組員が、現在のフリーターや派遣社員に似ているのでは?ということから火がつき、50万部以上売れてるとか。
私も十代の頃に読みました。著者が壮絶な人生を送られたことと、本の内容とが相まって、私にとっては衝撃的な作品でした。
「蟹工船」を、現在の私が再び読んだら、どんな印象を持つことになるんだろう。
「よっし、蟹工船を読むのだ」そして検索開始。すぐに見つかりダウンロード。
これだこれだ。「おい地獄さ行ぐんだで」で始まる強烈な出だし。
中断しても、次に開くとちゃんとその時点から表示されている。ありがたい。
よく、しおりをなくし、どこまで読んだかわからなくなったもんだが、これなら大丈夫。
さって、「蟹工船」は私にどんな感動と発見を与えてくれるのだろうか。
今夜寝るのは遅くなりそうだ。

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