2009年2月12日木曜日

泡瀬干潟の埋め立て続報

泡瀬干潟の埋め立て事業は、現在も続いています。
今ストップすれば、干潟の自然環境を守ることができますが、このまま続けばどんどん危うくなってしまうでしょう。
工事の入り口付近には、この事業に対する象徴的な横断幕が掲げられています。
反対派による「サンゴ殺さないで」の横断幕。その隣には推進派による「祝浚渫工事開始」の横断幕が並んでいる。
この事業が賛成派と反対派にはっきり分かれていること、それぞれが主張を貫き相容れないだろうということ、そしてこのままでは解決が難しいことが窺えます。
2月5日に超党派の議員連盟、公共事業チェック議員の会(会長:鳩山由紀夫民主党幹事長)のメンバーが訪れ、泡瀬干潟の視察、沖縄市長や泡瀬干潟を守る連絡会との意見交換がありました。
議員からは「土砂を捨てるための埋め立てではないか」「西埠頭が空いてる中、新たな工事が必要なのか」「計画が頓挫して説明つかない中、事業をやっている」など、厳しい質問が相次いだとのこと。
公共事業チェック議員などによる、那覇地裁の判決を無視した工事続行の中断を求める声は、国会内でもじわじわと広がっているようです。
国と県と市とが強行におこなっている埋め立て事業、思い切った政治的な決断が必要と思われます。
とにかく待ったなしの状況です。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、中城湾新港地区の航路浚渫工事で生じた土砂がトラックで次々と運ばれ海に捨てられています。
この状況を目にすれば、誰もが見ていて胸が痛くなることでしょう。
早急な中断を一市民として切に望んでいます。

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