2009年12月11日金曜日

平和記念公園での屈辱

那覇マラソンの一番の難所は、17km付近の具志頭三叉路から中間地点の平和記念公園までの坂道だろう。
約3km登り坂が続いている。これはつらい。私の足がどうにも重くなってしまっている。ついに観念して歩くことにしてしまった。
時刻は12時10分。スタートして3時間以上も経過しているが、まだ20km付近をうろついているのだ。もう情けない。
「あー。もう今回は完走はあきらめよう。」情けないが、もう足が動かない。練習をさぼり過ぎた罰が下ったのだ。
誰かが叫んでいる。「制限時間まで、あと5分!!」。そうか、あと5分以内に中間地点までたどり着かなければ、もうダメってことか。
ようし、最後の踏ん張りだ。この5分間、精一杯頑張ろう。でも気は急いても、足がうごかない。
「バーン!バーン!バーン!」ピストルの音が鳴り響いた。制限時間になってしまったのだ。あと数百メートルだったのに。
結局、いいとこは何もなし。口惜しい思いと情けない思いとで泣きたくなった。

0 件のコメント: