2009年3月14日土曜日

16年前に缶入さんぴん茶誕生

ジュースの自動販売機に必ず置かれている「さんぴん茶」。
ずーっと前から売られているのかと思ってたら、産声を上げたのは1993年だそうです。
本日の沖縄タイムスの「逸品開発モノ語り」に、そのような「さんぴん茶」の記事が掲載されていました。
1993年まではさんぴん茶は「急須に入れて家庭で飲む温かい飲み物」が一般的でした。
缶入り茶葉が認知され始めたのは、80年代前半のウーロン茶のヒットがきっかけ。90年代前半には緑茶やブレンド茶のブームが起き多様化してきた。
沖縄ポッカコーポレーションでは「沖縄の人が普段、ヤカンで飲んでいるものを商品にしよう。」との発案で開発・販売を開始した。
最初の3年は「ほとんど利益が出ない状態」。卸業者からは「普段飲んでいるものに、わざわざおカネを出すわけない」「なぜ冷たくする必要があるのか」と厳しかった。
ヒットのきっかけは、97年のテレビCM。
「チャッ、チャッ、チャチャチャ、マーサヨー♪」とテンポ良い沖縄のわらべ歌をアレンジしたCMで「もくろみ以上に爆発的に売れた。」そうです。
そして、そのころから他社も追随して、今では20社以上が取り扱い、市場規模は50億円。
ちなみにポッカさんのさんぴん茶は「香りが強めで味わいがしっかりしており、急須の味に一番近いのではないか」とのことです。
私が沖縄に来たときには、当たり前のように自販機に置かれていましたが、ほんの16年前には缶入りさんぴん茶って存在してなかったんですね。
そういえば、私の周りでは、冷たいさんぴん茶を飲む人はいますが、温かいさんぴん茶を飲んでいる人ってあまりいないみたい。
缶入りさんぴん茶の登場で、温かいさんぴん茶の需要は減っていっているのでしょうか。
取引先やお客様先に行っても、温かいさんぴん茶をいただいたことがないなぁ。

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