2008年12月27日土曜日

野外レクセンター廃止は断念か

うるま市民の憩いの場である、うるま市具志川野外レクリエーションセンターが取り壊される危機に直面していました。
略して「野外レクセンター」とは、家族で楽しめる県内でも有名なアウトドア施設。
多目的広場、自然遊歩道、シバソリ場、グランドゴルフ、ローラースケート場、キャンプ場、バンガローなど、たくさんの設備が用意されています。
例えばうるま市の保育園では、遠足はもちろん、お泊り保育の場としても利用しています。
では一体、なぜ取り壊されることになったのか。
今年の7月に、知事とうるま市長と旺文社が、幼・小・中一貫のインターナショナルスクールを、うるま市栄野比に2011年4月をめどに開校すると発表しました。
義務教育課程を修了できる学校で、外国人と日本人向けコースが併存する「一校二制度」校の設置は全国初。
県としては、沖縄科学技術大学院大学の2012年の開校を前提に、海外から赴任する研究者の子弟の教育機関として位置づけている。
そこで、うるま市が市有地の「野外レクセンター」を提供することになったのです。
これが問題。おそらく一般の市民はとても良いニュースとは思っただろうが「野外レクセンター」が廃止になるとは思わなかったのではないだろうか。
そして、12月24日。うるま市議会で「野外レクセンター」を提供するための条例案が賛成少数で否決されました。
「利用の多い既存施設を廃止するのに、市民に対して十分な説明責任が果たされていない」などと、行政手法に対して与野党ともに反発の声が上がったそうです。
旺文社はこれを受けて、引き続き2011年4月の開校を目指しながらも、建設地の変更や計画断念も視野に作業を進めていくと述べました。
うーん。相変わらず行政側の勇み足は否めませんな。とりあえず「野外レクセンター」の廃止は頓挫したのかな。
一市民として勝手なことを言わせてもらうと、インターナショナルスクールは是非うるま市内に作ってもらいたい。
そして市民への影響の少ない代替地にお願いしたい。これが本音。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

資金不足なのかな?